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マンツーマンによる個別プログラム
詳しい内容、マンツーマンの風景                  



 一人ひとりに合った学び
学びの広場では一人ひとりに合った学びを考えます。
はじめは趣味の話題や遊びを通して徐々に関係を築いていきます。担当になったスタッフと話したり、一緒に個別プログラムに取り組んだりしながら、継続的にじっくり向き合っていきます。
このような関わりの中から本人や家族からのご要望に応じ、学習支援や自立に向けた活動へとひろげていきます。
 スタッフ全員で
毎週一回マンツーマンを担当するスタッフ全員が集まり研修会を開きます。一人ひとりと一緒にした学習や活動の中での、喜びと悩みを分かち合い、スタッフ同士でアドバイスしたり、アイデアを出し合ったりします。学びの広場全体で一人ひとりを支えていく体制を作っています。
 曜日、時間はご相談に応じます
月曜日〜土曜日 10時〜19時、1回70分、90分、120分から選べます。
 90分の場合の会費の例です。(どれも税込です)
<月額>
90分×1回/月
6,881円
90分×2回/月
13,608円
90分×4回/月
25,380円
 
※別途、
施設管理費    540円/月
入会金    15,000円
 
“体験マンツーマン”もできます。
1回につき60分 3,240円


マンツーマンの風景






マンツーマンの時間に俳句作りをしています。しばらくおしゃべりをしていると、 自然に何を俳句にしたいかが浮かんできます。できた俳句は筆で書きます。皆、 俳号を持ってます。それぞれ、その人らしい号が付いてます。誰だか想像して みてください。

(加藤)

朝の出勤時でしょうか。急ぎ足―アブナイアブナイ
先の「春一番」はキャンディーズですね。外には春一番
                         が吹いていた、と。
新装なってだいぶたちますが江の島水族館、評判いい
                           ですね。
白馬村でのスキーは気持良かったでしょうね。
北周さんの体格からすると、普通盛りだと少なくなかっ
                         たかな。
隣り町の職場だそうで、近くてよかったね。







K君が広場に来たのは小学生の時でした。通っている特別支援 学級では教科学習が少なくもっと学習したいということでし た。広場に来ると、まず教科書を見てできそうなところを選び 「今日はこれがやりたい!」“やりたい、でもむつかしそう、 わからないのはいやだ”そんな彼の気持ちにそいながら一年生 の教科書から始め、少しずつ新しい問題を進めていきました。 掛け算、割り算と進み、5年生になって分数も始めました。す べてをやるのではなく、興味にあわせて学ぶ楽しさを味わいな がら、「わかった!またやってみたい!」そんな気持ちを大切 にしたいと思いました。ある日「がしんしょうたんって字書け るよ」とホワイトボードに書いてくれました。「むつかしい言 葉を知ってるね。どういう意味?」ということで辞書を引いて みることにしました。クイズ番組が大好きなK君はいろんな言 葉を知っています。辞書を引いたり、その言葉を使ってみるこ とでさらに彼の世界は広がります。その後、漢字検定の学習に も取り組み、5級、4級、3級と合格しました。漢字の練習を しながら、その言葉の使い方や、クイズに出た言葉の話や、時 にはまったく関係ない話に脱線したりしながら楽しく進んでいくの が彼のやり方でした。(前田)







Yくんは小学校6年生。広場のドアを開けるとニコニコ満面の 笑顔で「こんにちワー」、その笑顔に私の気持ちもパッと明る くなって「こんにちワー」。勉強を始める前に今は3か月前か ら制作中のE6系新幹線の続き制作をします。設計からYくん オリジナル。それをボール紙で組み立てていきます。自動ドア があったり、座席を豪華シートにしたりととても凝っていま す。そして作りながらE6系について熱く語ってくれるのです。 好きな事、得意な事があるというのは強みでYくんはそこから 勉強にもつながっていきました。好きな鉄道の本を読んだり、 設計に必要な計算をしたり、うまくいかないところを何度も根 気よくやり直したり創意工夫をしたり。最初のころは、勉強に ちょっと自信なかったYくんも最近ではこちらがびっくりする くらい意欲的です。少しずつ「できること」を積み重ねていき ながら「できた!これもできるぞ!もっとやってみよう!」と 伸びる力を大切にしたいと思っています。(吉田)







Sさんとは長いつきあいです。はじまりは十代なかばであっ たと思います。二十代の今、社会人になってからは、月に二回、 土曜日の昼の二時間を、ずっと一冊の本を交互に朗読するとい うことをつづけてきました。今は、『東海道中膝栗毛』(村松 友視、原作十返舎一九)。おなじみのやじさん北さんのかけ あいを二人で、交互に声を出して読んでいると楽しい。江戸時 代の、のどかな時間の中にいるような気がしてきます。江戸を 出発して、三島浜松を過ぎ今は岡崎あたりをてくてく歩いてい るから、この夏あたりで読了するでしょう。次の本を又、二人 で決めるのが楽しみです。では、前のテキストは何であった かというと『少年H』でした。妹尾河童さんがご自身の神戸で の少年時代を回想したこの本は上下二巻の大冊でした。二人 で、じっくりと音読していくと、戦時下の昭和時代の中にいる ような気がしたものです。一冊の本をじっくりと二人で音読 していくというやり方を、私はSさんだけでなく、マンツーマ ンの基本にしています。しっかりと発声して自分の声に耳をす ますということは、途中しばしば出てくる雑談も含めて、とて も意義深いことだと、長年の経験を通じての感想です。「Sさ ん、それじゃ又、再来週に・・・」。(加藤)







高校進学に向けて、勉強をみてほしいということで広場へ通う ことになったSさんは、中学2年生でした。不登校でほとんど 勉強はしてこなかったとのことで、小学校の勉強から少しずつ やっていきました。恥ずかしがり屋さんで、最初はなかなか話 もしてくれなかったのでが、少しずつ慣れて、大好きなアイド ルの話やサッカーの話などをしてくれるようになりました。勉 強も、かけ算から始め、分数や比例や図形などもやり、サッカ ーのニュースなどを使って漢字や文章の勉強も進めていきまし た。興味のある内容だと、やっていて楽しく、また無理なく身 につきます。無事高校に入学したSさん。ゆっくりと自分の ペースで、新たな世界を広げていくことと思います。 (浜崎)







20代半ばの青年のSさんは、中学1年生の時から広場に通っ ているので、もう10年以上になります。そんなSさんが今、 広場で楽しみにしていることの一つは手紙を書くことです。私 がSさんとマンツーマンで直接かかわるようになったのは、1 年前のことです。それまでは一人の女性スタッフが10年来関 わってきましたが、彼女の退職を機に私が受け継ぐことになり ました。Sさんが、手紙を書く相手というのは、その元スタッ フの彼女です。文字を書くことはあまり得意ではないSさんで すが、彼女へ手紙を書いているときは、心のこもった読みやす い字を書きます。私と交代したばかりのSさんは、不安定な時 が続きました。原因を探ると思い当たることがありました。そ れは、女性スタッフとの最後のマンツーマンが都合でできなく なり、お別れの挨拶ができずに終わってしまったためでした。 言葉でのコミュニケーションが苦手なSさんにとっては、大好 きな広場に来て彼女に会えないことが、腑に落ちていなかった のだと察しました。私は、Sさんに彼女に手紙を書くことを提 案しました。最初は中々気乗りのしなかったSさんでしたが、 なんとか手紙を完成させました。その手紙を自分の手でポスト へ投函し・・・そして返事が返ってくると、よほど嬉しかった のでしょう!Sさんの中で、手紙を書くということが一方通行 のものではなく、相手にちゃんと伝わって、返事がかえってく るんだということが、繋がったのです。それからのSさんは、 見違えるように安定し、広場に来るなり「年賀状(手紙)書こう ね!」と、言っては熱心に手紙を書き、この間、3通目の手紙 を出しました。(柳澤)




Nさんとは、パステル画を描いたり、ちりめん細工をつくった りしています。先日はティッシュ工作に挑戦しました。ティッ シュをまるめたり、ねじったりして動物や食器などを作ってい きます。見本の写真を見ると簡単そうですが、実際作ってみる と思いのほか難しいものでした。写真はお花とキャンデイで す。 (吉田)















ここのところAさんとは、J-POPの歌を使って、ことば(日本 語)の学習をしています。まず彼がひろばに到着すると、私が何 曲か弾き語りを始めます。Aさんはそれに合わせてノリノリで 踊り始めます。スピッツが好きだったので、『チェリー』をは じめ私もおかげで何曲も覚えました。しばらく踊ったあとで、 原稿用紙に歌詞を書き写していきます。まだ小学生の頃いっし ょに個別の時間を持ったこともあるので、「こんなにたくさん 書けるようになったんだ!」と、私もビックリしています。も ともと音感バツグンの人なので、好きなものを書くのは苦にな らないのですね。今では、斉藤和義さんの『やさしくなりたい』 や『歌うたいのバラッド』、他にも、いきものがかりやGReeeeN なども、ひとしきり踊ったあとで書いています。先日、今まで のをファイルしてみたら、お気に入りのオンリーワンの歌集が できました。私自身、中学の時ギターに触れ、Fのコードがや っと位で中断していたのに、ひろばの人たちのおかげで趣味が 拡がりました。“支援”というのは、一方向でなくお互いの関 係性なんだと、身を持って感じている今日この頃です。
(清水)